※発売元:本分社
保坂延彦 著
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2020年7月22日頃発売
■定価 1,500円(本体)+税
■四六判 並製
1945年8月広島。捕虜となった米国兵アーサーは、持ち 前の反骨心により藤田軍曹と常日頃から対立していた。
一方 の藤田は、捕虜生活の中でも誇りを失わないアーサーに対 し、内心では秘かな敬意を抱いていた。 だが、藤田の内心を知らないアーサーは、かねてから画策し ていた脱走計画を実行する。
アーサーの身を案じ、単身で追 跡する藤田。二人の奇妙な旅路はやがて奇妙な友情を生む。 しかし、そんな二人の頭上から、敵味方を問わない無慈悲な 黒い雨が降る 。
そして数十年後「広島の二人」の物語が再び始まる。
保坂延彦(ほさか のぶひこ)
映画監督・脚本家・小説家 1945年山梨県身延町生まれ。明治大学文学部卒。
「アフリカ物語」 80で監督補、総編集を経て監督デビュー。 斬新な映像感覚は80年代のヌーベルヴァーグとも評された。
(主な作品)「父と子」「愛しき日々よ」「国士無双」「そうかもしれない」「潜伏」の脚本・監督。 その他、ドキュメンタリー、アニメーション作品等を多数創作し独自の世界観に評価が高い。
『 原案 』 脚本家・菊島隆三( 1914 ~1989 )後にシナリオ作家協会により菊島隆三賞創設 黒澤映画にも多数脚本を執筆し、日本映画遺産となる代表作品を生み出し海外からも高く評価されている。 菊島隆三作品は、時代や国境を超える普遍性を持っており、国内外の映画やドラマのリメイク作品として多数製作されている。
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